私が運営するサイトは、ぬいぐるみ、布人形、裁縫などを主テーマとしています。健全そのものって印象でしょ。
ぬいぐるみはとりあえずだいじょうぶとしても、ほかのふたつは、ちょっとした爆弾を内包しているようです。
あらら、アダダダ
人形ページのひとつが、Googleによってアダルトコンテンツと認定されてしまいました。
Gメールに警告が2度にわたって届いていたのに、実はGメールなんて年に数回しか覗かないので、気づいたときには3か月過ぎていました。
明確にアの烙印を押されたのは初めてではあるものの、さほどの驚きはありませんでした。
人形の写真の中には、着衣とは限らないものも多数あります。
とりわけ等身大サイトでは、市販の服で着せ替え遊びができることが売りだから、ボディの詳細を見てもらうために欠かせません。いくら等身大でも、単に大きいというだけの話で、作りは簡易で単純。赤ちゃんや子どもは、四角い体に太短い手足と、リアルにはほど遠いのですが、世の中には、そういうのでも見て喜ぶ輩がいるのかなあ。
また、人形作り方コンテンツは、布を縫ってわたを詰めた部品を組み立てて完成させるまでの過程を逐次図説しています。服の作り方はそのあとです。
今回摘発じゃなかった指摘されたページも、作り方の解説です。ボディの前面にスイカをふたつ・・・って、シェイプは非現実的だけど、ある意味リアリティじゅうぶんと見る人もいそうなドール。
判定基準
そもそも検索エンジンは、何がどうなら、アと判断するのでしょう。
ページの要素は主に文章と画像です。
初期には、肌色の占める割合が高い画像がヤバかったとか。ならばベージュのドレスを着た写真なんか載せられない。世界の人々の肌の色はさまざまだし、モノクロ写真もあるし、ずいぶんいいかげんじゃないですか。
が、現実に、私のそのページは肌色だらけ。制作途中だから、ほかの色が入り込む余地もなくて。初歩的ワナに引っかかったって感じね。
今は画像解析も進歩して、曲線の具合や陰影なども考慮するはずです。部品にしても、スイカだけより、スイカの上にさくらんぼのほうが過激だし。
写真であれ、線画であれ、人の形をしたものがいて、服の形をしたものが不足していれば、どちらも危ない。
文章はどうでしょうか。
実は当該ページは英語で書かれています。私は英語が苦手だから、文章は少なくてごくごくシンプル。理解促進のためにも画像は不可欠です。
シンプルとはいえ、無意識に不適切な単語を使用しているおそれもあります。
昔聞いてびっくりしたのは、little girl が超ヤバ語だってこと。日本人なら気軽に使っちゃいますよね。まあつまり、向こうのある種の男性はヨダレたらたらそのワードを検索窓にブチ込んでいたのでしょう。
今でもそうなのか知りませんが、頭の片隅には残っていて、ガールの代わりにキッドとかチャイルドなどを持ってくるようにしています。
あと、black leather にエンジンは神経質すぎる。まあつまり、ある種の男性は・・・。これも日本人としてあきれます。
脱ア目指して
ともあれ、いつまでもわがサイトに爆弾を抱えているわけにもいきません。
修正に取りかかったのは2か月後。すでに3か月放置してたんだから焦ることないや。
問題ありそうな画像は数枚です。彩度を落として、モノクロに近い感じに作り変えました。むろんそれだけではダメだろうから、ボディラインが見えにくくなるくらいに拡大し、数字や矢印を描き加えて、作る人に親切な対処。さくらんぼは目立たないようにぼかしました。
文章についても、バストやブレストを、チェストやフロントに置き換えたり、谷間という言葉を削ったり・・・それでいいかどうか自信ないけど。
アップロードし、ドキドキしながら待つこと数日。
どうやら認定は覆されたようです。ほっ。
しかし、再び
以後こまめにGメール受信箱を見るようになりました。
警告については、メールを待たずとも、グーグルのポリシーセンターに出てくるので、簡単に確認できるとわかりました。で、ログインしたらポリシーセンターを見るのが日課となったのです。すり抜けようとするウェブマスター対策として、基準が厳しくなる可能性もあるから。
ある日、ポリシーセンターを見るのを忘れて寝てしまいました。
いちんちサボったくらいどってことなかろー。と、翌朝確認すると・・・ぎえっ、またまた警告が。
今度は同じカテゴリの別のページでした。背面にスイカをふたつ。確かにこのページも肌色満載。
直ちに改変に着手。
画像を作り直し、ヒップという単語を大幅に減らし、ページタイトルも変えました。そして、修正したからチェックしてねとGさんに審査請求。当日中に解除されました。
それからというもの、戦々兢々とポリシーセンターをのぞく毎日です。こんな画像を載せたこのページが標的になるやもしれぬ。
準ア
はっきりと警告されないまでも、それっぽい扱いを受けることは、昔からたびたびありました。
私はページ上にGoogleの広告を載せています。アほどではないが不適切な内容と見なされれば、広告が消えるのです。
ブラックレザーの件は、自身の体験から来ています。皮革コルセットや革ジャケットを着た人形のページやタイトルから、その2語を除いたら、広告が復活した、という。かなり以前の話です。現在はどうなんでしょうね。
広告が出るか出ないかは、ページを見ないことにはわかりません。私はめったに自分のページを見ないのです。更新しないから。更新してもすべてを確認するわけでもないし。
だから広告なしを長年放置しているページがありそうです。
たまたま下着の作り方サイト(日本語版)を見たら、トップページの広告欄が空白でした。一度だけなら、たまたま適当なスポンサーがいなかったなどの事情がありましょうが、翌日と数日後もダメだったので、こりゃ準アだと判断。
画像はたいしたことないから、言葉に問題があるのだと思い、下着という単語を大幅に減らし、パンのつく単語も削除。結局それで復活しました。
なんで下着がダメなんだあ。あなたも私も公園を走り回っているガキどもも必ず身に着けているものでしょ。ブツブツ。
広告さえ載せなければ、好きなようにサイト作りができるのに。
なんだかんだといっても、Gサマからいくばくかの掲載料をいただいている身では、その方針にそうしか道はありません。
さあ、年末ジャンボ買いに行こう。
付記
この記事をアップして数日後、またも警告が来ました。今度は日本語ページです。似たような画像があるからやむを得ないなと、これまたせっせと作り直し。
警告が来る前にと、ほかのページもチェックし、無着衣を秘密のページ(?)に移すなどの対策を取りつつありますが、なにぶんアブナいページが多すぎて・・・。ある説では男性の上半身もいかんとかで、なんか気分焦っちゃう。
顔は普通の人形なんですよ、もう。