これがウェディングドレス? まるっきりネグリジェじゃないの。
まあ確かに、ずんどうの三頭身ドールには、ローウエスト切り替えは似合いません。スカートはギャザーでふくらませ、子供服っぽく仕上げるのが無難でしょう。
見えないところは手抜き
十数年前、同じタイプの人形を作りました。ハイウエスト気味で、ギャザースカートの裾にはフリルとレースとリボン。
でも花嫁の必需品ブーケを持たせたら、胸からおなかまで隠れてしまいました。手間ひまかけてウエストにギャザーを寄せたり、襟や袖のデザインに凝ったとしてもどうせ見えやしない。
だったら、すとんとしたワンピース型でもかまわないか。
ネグリジェタイプのドレスも、ネックラインのレースを裾と同類のものに替え、スカートに花を飾り、ヴェールと花束とロング手袋を追加すれば、そこそこ花嫁さんらしくなりました。
しましまパンツのお婿さんを添えれば、じゅうぶんウェディングドールとして通用しますって。
パジャマのズボンみたいって? ネグリジェとお似合いですなあ。
ウェルカムドールを作ろう
人形そのものは、フェルトのボディで簡単です。目も印刷したものを貼りつけるだけ。
作り方と型紙は、ルンルン手芸のチビドールに載せています。
自分の結婚式のために、あるいは式を挙げる人にプレゼントなど、ウェルカムドールを作ってみたいかたもいらっしゃるでしょう。ぜひトライしてください。
今後服の作り方をアップしていく予定です。男の子の服はややこしい部分もありますが、女の子の服はレースや飾りをお好みにアレンジして、自分流ウェルカムドールに仕上げることができると思います。
専用スタンド
この人形はいちおう自立しますが、かなり不安定です。
手作りのウェルカムドールを式場の受付などに置いたとして、人が通るたびにパタパタ倒れたら、まずいですよね。
市販のドールスタンドに、ちょうどよいサイズのものがあっても、ドールスタンドというものは、たいてい胴をつかんで立たせる形になっています。ときとして目障りだし、ドレスのシルエットを損なうおそれも・・・。
どうせならスタンドも自作しちゃおう。
というわけで、手作りスタンド(人形台)の例を紹介します。
段ボール紙を何枚か、ボンドで貼り合わせます。ここでは40cm×30cmを5枚貼りました。
上と横の面に白い紙を貼ります。表面をなめらかにして、段ボールの粗さや色が表に響かないようにするためです。
ひと回り大きな布をかぶせ、穴をあけてアルミワイヤを差し込みます。ワイヤは直径2.5ミリ~3ミリ。布は淡いグレーのポリエステルサテンを使いました。
布をかぶせる前にワイヤを差し込んで人形を支えてみて、最適な場所を決めましょう。スカートが広がるから、女の子は中央付近に配置するほうがよいようです。
ワイヤがぶかっこうですが、隠れるからだいじょうぶ。
向かって左側の長いワイヤは高さが13センチくらい。男の子のズボンに差し込みます。左右どちらの脚でもけっこうです。寄り添いの程度が変わります。
右側はペチコートの中で、女の子の脚を支えるように巻きます。
ワイヤの端は裏側で折り曲げ、テープで固定し、金づちで軽くたたいて段ボールにめり込ませます。
裏面にもう一枚段ボールを貼り、布端をボンドで貼りつけます。
できあがり。
後ろ側。ズボンの裾から針金が見えています。